線形写像

線形写像

執筆済 数学線形代数
f(x+y)=f(x)+f(y),f(cx)=cf(x)

この 2 つを満たす写像。足してから写しても、写してから足しても同じ。

行列との対応#

有限次元では、線形写像と行列は 1 対 1 に対応する。 基底を決めれば、写像は行列で表せる。

A=(f(e1)f(en))

列は基底ベクトルの行き先。これが行列の意味の出発点。

線形であることの強さ#

線形なら、基底の行き先だけ知れば全部わかるn 個の情報で無限個の入力に対する出力が決まる。 線形代数がこれほど強力なのはこの性質のため。

逆に言えば、非線形な現象は線形代数だけでは扱えない。 微分が有用なのは、 局所的に線形近似することで線形代数の道具を持ち込めるから。 ヤコビ行列がその線形近似そのもの。

量子力学での意味#

量子力学の時間発展は線形(シュレディンガー方程式が線形)。 これは物理的な要請ではなく理論の構造で、 重ね合わせ状態が重ね合わせのまま発展することを保証する。 量子ゲートユニタリ行列で表せるのはこのため。

参考文献#

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