多変数関数

多変数関数

執筆済 数学微分積分
f:n

複数の入力から 1 つの値を返す関数。 最適化の目的関数はこの形。

1 変数と何が違うか#

方向の自由度が生まれる。 1 変数なら増えるか減るかの 2 択だが、 n 変数では無限の方向がある。 そのため「どちらへ動くか」という問いが意味を持ち、 勾配という道具が必要になる。

次元の呪い#

次元が上がると、直感が通用しなくなる。

  • 体積のほとんどが表面近くに集まる。 半径 1 の球で、 外側 1% の殻に含まれる体積の割合は 10.99nn=100 で 63%、n=1000 でほぼ 100%
  • 点どうしの距離がほぼ等しくなる。 最近傍と最遠点の距離の比が 1 に近づく
  • 格子で刻むと点数が指数的に増える。 各軸 10 分割で 10n

これがランダム探索が 高次元で無力になる理由であり、 グリッドサーチが実用にならない理由でもある。

可視化の限界#

3 次元までしか描けない。高次元の関数を理解するには

  • 2 変数だけ動かした断面を見る
  • 主成分方向へ射影する
  • 目的関数値の推移だけを追う

といった間接的な手段に頼ることになる。

参考文献#

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