確率の基礎
コルモゴロフの公理#
確率とは、次の 3 つを満たす関数 のこと。
- (全事象の確率は 1)
- 互いに排反な について
「確率とは何か」ではなく「どんな規則に従うか」で定義するのが要点。 解釈(頻度説、ベイズ説)は公理の外側の話。
標本空間と事象#
- 標本空間 … 起こりうる結果の全体
- 事象 … の部分集合
サイコロなら 、「偶数が出る」は 。 集合の言葉で書けるので、 和事象・積事象・余事象がそのまま集合演算になる。
基本的な関係#
頻度とベイズ#
| 立場 | 確率の意味 |
|---|---|
| 頻度説 | 試行を無限に繰り返したときの相対頻度 |
| ベイズ説 | 信念の度合い。データで更新される |
どちらも同じ公理に従うので数学としては同じ。 違うのは「何に確率を割り当ててよいか」で、 ベイズ説ではパラメータにも確率を置ける。
参考文献#
- Charles M. Grinstead, J. Laurie Snell. Introduction to Probability, 2nd ed. AMS, 1997.(全文公開) https://open.umn.edu/opentextbooks/textbooks/21
- Larry Wasserman. All of Statistics: A Concise Course in Statistical Inference. Springer, 2004. https://doi.org/10.1007/978-0-387-21736-9