中心極限定理

中心極限定理

執筆済 数学確率

独立同分布な確率変数の和は、元の分布によらず正規分布に近づく。

Xnμσ/nd𝒩(0,1)

何が驚くべきか#

元の分布が何であれ(有限の分散さえあれば)、 和を取れば正規分布になる。 一様分布でも、コイン投げでも、歪んだ分布でも同じ。

これが正規分布が至る所に現れる主要な理由であり、 「多くの小さな要因の重ね合わせ」で説明できる現象が 正規分布に従いやすいことの根拠。

誤差の大きさを与える#

大数の法則が「近づく」ことだけを言うのに対し、 中心極限定理はどれくらいの誤差が残るかを与える。

Xnμ±σn

この 1/n が、

をすべて支配する。精度 1 桁で試行数 100 倍という 厳しい関係はここから来る。

成り立たない場合#

  • 分散が無限 — Cauchy 分布など裾の重い分布では成り立たない
  • 独立でない — 強い相関があると収束が変わる
  • n が小さい — 歪んだ分布では収束が遅く、n=30 でも不十分なことがある

参考文献#

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