期待値

期待値

執筆済 数学確率
𝔼[X]=xxp(x)orxp(x)dx

値を確率で重み付けした平均。 分布の「重心」。

線形性#

𝔼[aX+bY]=a𝔼[X]+b𝔼[Y]

独立でなくても成り立つ。 これが期待値の最も便利な性質で、 複雑な確率変数を分解して扱える。

一方 𝔼[XY]=𝔼[X]𝔼[Y] は 独立のときしか成り立たない。差が共分散

不偏推定#

標本平均は母平均の不偏推定量

𝔼[1niXi]=μ

SGD が ミニバッチの勾配を使えるのは、それが真の勾配の不偏推定だから。 SPSA の勾配推定も同様に不偏性が要点。

量子計算での意味#

VQE が最小化する ψ|H|ψ は、 測定結果の期待値そのもの。 実機では有限回の測定の標本平均で推定するため、 真の期待値との差がばらつきとして残る。

必要なショット数は 𝒪(1/ϵ2) で、 精度を 1 桁上げるには 100 倍測る必要がある。 これが VQE の実行時間を支配する。

参考文献#

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