多変量正規分布

多変量正規分布

執筆済 数学確率
p(x)=1(2π)n/2|Σ|1/2exp(12(xμ)Σ1(xμ))

μ が平均ベクトル、Σ共分散行列

楕円として読む#

指数部の (xμ)Σ1(xμ)Mahalanobis 距離の二乗。 これが一定の面が楕円体になる。

Σ固有ベクトルが軸の向き、 固有値の平方根が軸の長さ。

良い性質が揃っている#

  • 周辺分布も条件付き分布も正規 — 一部の成分だけ見ても正規のまま
  • 線形変換で閉じるAX+b も正規
  • 無相関なら独立 — 一般には成り立たないが、正規分布では同値
  • 標本生成が簡単コレスキー分解して x=μ+Lzz𝒩(0,I)

この分野での中心的な役割#

CMA-ES の探索分布そのもの。 CMA-ES がやっているのは、要するに この分布の μΣ を、評価結果に応じて更新し続けること。

ガウス過程(ベイズ最適化の代理モデル)も、 任意の有限個の点での値が多変量正規に従うという仮定に基づく。

高次元での難しさ#

Σn(n+1)/2 個のパラメータを持つ。 標本数が次元より少ないと推定が特異になるため、 対角に限る、縮小推定する、といった対処が要る。

参考文献#

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