大数の法則

大数の法則

執筆済 数学確率

標本平均は、標本数を増やすと母平均に近づく。

Xn=1ni=1nXiμ

弱法則と強法則#

収束の意味
弱法則 確率収束。ε>0, P(Xnμ>ε)0
強法則 概収束。P(limXn=μ)=1

強法則の方が強い主張。実用上はどちらも 「たくさん測れば真の値に近づく」と読んでよい。

何を保証し、何を保証しないか#

保証する — 十分な標本があれば推定は正しい値へ向かう。 量子測定で期待値が推定できるのも、 モンテカルロ積分が正しい値に収束するのも、これによる。

保証しないどれくらい速く近づくか。 収束の速さを与えるのは中心極限定理で、 誤差が 𝒪(1/n) であることが分かる。

ギャンブラーの誤謬#

「表が続いたから次は裏が出やすい」は誤り。 大数の法則は比率が近づくと言っているだけで、 過去の偏りを打ち消す力が働くわけではない。 偏りは埋め合わせられるのではなく、 試行数が増えることで相対的に薄まる

参考文献#

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