逆行列
が表す線形写像の逆写像にあたる行列。
存在条件#
正方行列 について、次はすべて同値。
どれか 1 つ確かめれば残りも言える。
計算してはいけない#
を解くとき、 を求めて掛けるのは悪手。
- 計算量が多い( だが定数が大きい)
- 数値誤差が大きい
LU 分解して前進・後退代入する方が速く、精度も良い。
NumPy でも np.linalg.solve(A, b) を使い、
inv(A) @ b は避けるのが定石。
悪条件#
が 0 に近いと、 は存在しても 数値的に信用できない。この度合いを測るのが 条件数で、 が大きいほど、 入力の小さな誤差が解に拡大される。
参考文献#
- Lloyd N. Trefethen, David Bau III. Numerical Linear Algebra. SIAM, 1997. https://doi.org/10.1137/1.9780898719574
- Gene H. Golub, Charles F. Van Loan. Matrix Computations, 4th ed. Johns Hopkins University Press, 2013. https://www.press.jhu.edu/books/title/10678/matrix-computations